2020.2.22

※2/22限定フォトンの影響でメギドたちにネコミミと尻尾が生えてしまった、ソロバル前提のよくある話(メタあり)
※会話してるだけです

「おかしなフォトンの影響でメギドたちに猫の耳と尻尾が生えただって!?」
「丁寧な状況説明に感謝するよソロモン……あと、俺の耳を触るのはやめてもらえるかい?」
「バルバトスの猫の耳は髪と同じ色なんだな。綺麗な金色だ」
「お褒めいただき光栄、なのか……?」
「そういや、ここにあったツノはどうしたんだ?」
「うんうん、呆れるくらいキラキラした目で聞いてくれるじゃないか。ツノは異常なフォトンが混ざった影響なのか上手く維持出来ないから出してないよ。それから、本当にいつまで耳を、ってソロモン! 尻尾には触るなよ!」
「ええ……少しくらいいいだろ。…………触ってみたいし」
「あのなあ。まずは原因の究明だろう。解決策がわかったら、後でいくらでも触らせてやるから」
「本当か!? なら早く原因を突き止めないと! 皆も混乱してるだろうし」
「切り替えが早すぎるんじゃないかな? 下心があるようにしか聞こえないけど?」
「しっ、たごころ、とかは……ない……」
「本当に?」
「っ、本当だよ!」
「ハハ、そういうことにしておいてやるか」
「……バルバトスの方こそ、この状況を楽しんでるだろ。尻尾、揺れてるし」
「…………しまった、あまり見ないでくれ」
「ムリだよ、目立つし」
「ああもう……勝手に動くのは少し困るな……」
「俺は好きだよ、バルバトスの尻尾。バルバトスがどんな気持ちなのかが分かりやすくて、ちょっと助かるな。バルバトスが何考えてるのか、分からないこと多いからさ」
「みっともないところは見せたくないだろう?そういうことさ」
「わかったよ。そういうことにしておくから。とりあえず、体に出てる影響はそれだけなんだよな?」
「ああ。少なくとも俺は耳と尻尾が生えたことくらいだな。あとは、体内のフォトンが少し不安定でツノを維持出来なくなっているから、戦闘での能力も少し落ちているかもしれないが……その辺の幻獣を倒すくらいなら問題ないはずだ」
「そうか。そうなると、やっぱり早く原因を見つけないと何かあったときに不安だな……」
「とりあえず、他のみんなにも聞いてみよう」
「ああ、そうだな」
「ブネあたりは面白かったぞ。愛らしい猫って感じが欠片もなくて」
「………………」
「ソロモン?どうし――ぅにゃ!?」
「わっ!?」
「キミが急に耳を触るからだろ! 感覚がツノと似てるからくすぐったいんだよ……」
「今、にゃ、って」
「気を抜いてるとそうなるんだよ! そろそろ俺も怒るぞソロモン!」
「ごめん! ごめんって!」
「悪い子には――こうだっ!」
「ちょ、まっ、バルバトス!?」
「キミもこれで俺たちと同じだな」
「え、うわ、耳!?」
「ハハハ、似合ってる似合ってる」
「なんなんだよこれ」
「おもちゃだよおもちゃ。頭につけるアクセサリーみたいなものらしい。猫の他にうさぎや犬なんかも作られてるみたいだよ」
「どこでこんなもの見つけてくるんだ……」
「王都は楽しいぞ。なんといっても流行の最先端だ。お望みなら尻尾だって見つけてきてあげるよ。きっとあるだろうし」
「楽しそうなところ悪いんだけどさ……まあ、いいよ。それより、やっぱり早く原因を突き止めよう。影響が少なくても、ずっと続けばどうなるか分からないし」
「お、やっと状況が理解出来たかな?」
「ああ、そんなとこかな」
「よし、じゃあはりきって行こうか。早くこの何度も語られたご都合設定を終わらせよう」
「ご都合……? それはよく分からないけど、早くバルバトスと部屋で過ごしたいから。……声も聞きたいし」
「ソロモン、聞こえてるんだけどなあ」
「知ってて言ってるんだって」
「誘い文句はもっと分かりやすくしてもらわないと」
「バルバトスが分かってるなら何だっていいだろ!」
「おっと、今のはいい感じだ」
「いちいち採点しないでくれよ……」
「キミって本当に、飽きないなあ」
「褒められてる気がしないよ。……あ、ちょっと! のしかかってくるなよ! 耳の近くで話されるとくすぐったいって、いつも言ってるだろ!」
「知ってる知ってる」
「知ってても止めてくれないくせに……」
「俺のこと、よく分かってるじゃないか」
「喜んでいいのかなあ」
「素直に喜んでくれて構わないよ。――――なあソロモン」
「ぅ……なに……」
「……早く終わらせて、キミのベッドへ行こうか」
「〜〜〜ッ!? バルバトス!?」
「だって、そういうことだろ?」
「なっ……ああもう! そうだよッ! 早く触りたいんだ……バルバトスの、耳とか……猫とかあまり触ったこともないし……」
「…………なるほど、そっちのことかぁ」